「おあいそ」 その使い方は合ってる? 寿司用語
やとちゃんです
お寿司屋さんで「アガリ」や「むらさき」
「おあいそ」なんて言葉を
耳にした事はありませんか?
いわゆる寿司屋の業界用語と言うやつです。
回転寿司ではそんなに多く耳にする機会はないかもしれませんが、
やはり一度はカウンターに腰をかけ、
職人さんこだわりのお寿司を口にしたいもの!
そんな日には突然使われた『すし用語』にも
サラッと対応できたらカッコイイですよね?
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「言葉がわからなくて怒られそう」
「何でこんな言い方するの?」などの疑問にも対応します。
楽しんで読んでくださいね!
目次
・なぜ寿司屋に業界用語ができたのか
・寿司用語は花柳界出身???
・なぜ寿司業界はわざわざ専門用語を作ったのか
なぜ寿司屋に業界用語ができたのか
業界用語と言うとあまりピンとこない方もいらっしゃると思いますが
「お造り」や「トロ」「シャリ」など日常生活に馴染んでいるものを
例に挙げると分かりやすいかなと!
「え?それも専門用語なの?」と思った方!
運動会で食べた「助六」や
よく考えると珍しい野菜のお寿司である「かっぱ巻き」なんかも
お寿司屋さんで生まれたものが一般に普及しただけなんですよ!
寿司言葉は花柳界出身??
独特な表現を用いる寿司用語において
切ってもきれないのは何と「花柳界」何です。
例えば食事が終わった後に頼む「あがり」。
花柳界ではお客さんが出入りする際にはお茶を出していました。
一番最初に出すお茶のことを「お出花」
一番最後に出すお茶を「上がり花」
と呼んでいました。
そこから寿司業界は一番最初に出すお茶を
「でばな」
最後に出すものを「あがり」
と呼ぶようになりました。
皆さん全て「あがり」と読んでないですか???笑
なぜ寿司業界はわざわざ
専門用語を作ったのか
単純に考えるとわざわざ新しい言葉を普及させるよりも
イメージのしやすい既存の言葉を使ったほうが
お客さんにも伝わりやすいと思いませんか?
そこには知られざる寿司業界の営業努力が隠されていたんです!!
答えから言います!
寿司用語として使われた言葉はその当時の
超最先端!
超流行語!!
超エモい言葉だったんです!!!
時は大正〜昭和
大活躍していたのが時の歌舞伎俳優 6代目 尾上菊五郎始め
横綱、芸能人が存在し、今と同じように流行りの言葉がありました。
時の 大スターは最先端が大好き!
華やかさを出すために用いられたのが流行語
あやかったわけですね
今では知らないと「ぼったくられる」
「恥をかく」「イイものを出してもらえない」
そんなイメージを持つ「お寿司用語」ですが
そんなことは決してないです。
そんな言葉を使わなくても
職人さんは最高の「お寿司を握ってくれます」
超エモいすし用語集
[お造り]
魚の造り身からきたもの。
関西では魚を切ることを「造る」と言う
[御手塩]
(おてしお)音で言うのは「おてしょ」
寿司屋以外でも使われる言葉で。小皿を指す
[おとし]
調理法。鱧(ハモ)を湯引きした後、
すぐに氷に落とすから
[おどり]
調理法。さばいた後もおどるように飛び跳ねるため
[かたおもい]
アワビ:一枚貝のアワビには片方だけが重いですよね
[ギョク]
玉子の「玉」を音読みして「ギョク」
[ツメ]
甘ダレの事。
アナゴを煮た汁を煮詰めて作る汁
[はかりめ]
アナゴの模様がはかりの印[目]に似ているから
[むらさき]
当時は「赤褐色」のことを「むらさき」と読んだんです
[ヤマ]
知らない言葉に聞こえますが
アルバイト中など使いませんでしたか?
「もうなくなった」の意味の
『ヤマ』です
[おあいそ]
お愛想。勘定をするの意。
歌舞伎界の言葉で「縁を切る」と言う意味を持つ
「愛想尽かしをする」と言う言葉からきている。
ただし、これは板前が客に対して
「さぞかし愛想の悪いこととは思いますが」
と使う言葉を由来としているがために、
客が板前に対して使うのは間違いであり、
客が申し出る場合は「お勘定」とするのが正解である。
意味をそのままにすると、お客側が使ってしまえば
「こんな店は2度と来たくないから勘定してくれ!」
と言う意味になってしまいますよ!